厚生労働省が指定した13物質の指針値とは?

シックハウス症候群問題をはじめ、自動車でもシックカー症候群が問題視される中、厚生労働省は体内への影響が懸念される13物質に対して「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」にて検討の結果、ホルムアルデヒドをはじめとする13物質の室内濃度指針値を策定しました。

厚生労働省が定めた13物質とその室内濃度指針値は下記になります。(2004年12月現在)

 
物質名
室内濃度指針値※
主な発生源
1 ホルムアルデヒド 100μg/m3(0.08ppm) 合板、壁紙などの接着剤
2 トルエン 260μg/m3(0.07ppm 内装材、家具などの接着剤、塗料
3 キシレン 870μg/m3(0.20ppm)  
4 パラジクロロベンゼン 240μg/m3(0.04ppm) 衣類の防虫剤やトイレの芳香剤
5 エチルベンゼン 3800μg/m3(0.88ppm) 合板、家具などの接着剤、塗料
6 スチレン 220μg/m3(0.05ppm) 断熱材、浴室ユニット、畳心材
7 クロルピリホス 1μg/m3(0.07ppb) 防蟻剤
8 フタル酸ジ-n-ブチル 220μg/m3(0.02ppm)
但し小児の場合は0.1μg/m3(0.007ppb)
塗料、顔料、接着剤
9 テトラデカン 330μg/m3(0.04ppm) 灯油、塗料
10

フタル酸ジ-2-
エチルヘキシル

120μg/m3(7.6ppb) 壁紙、床材、電線被覆
11 ダイアジノン 0.29μg/m3(0.02ppb) 殺虫剤
12 アセトアルデヒド 48μg/m3(0.03ppm) 建材、壁紙などの接着剤
13 フェノブカルブ 33μg/m3(3.8ppb) シロアリ駆除剤
※25℃のときの換算値。ppb=1/1000ppm。

この13物質について、社団法人日本自動車工業会は下記の取組みを発表したのでした。

「厚生労働省の室内濃度に対する指針値指定13物質に対し、2007年度発売の新型乗用車から指針値を満足させる。また、それ以降も各社さらに室内濃度低減に努める(対象は、国内で生産し、国内で販売する乗用車とするが、トラック・バスを含む商用車についても2005年度内を目処に自主取り組みを公表できるよう検討を進めている)。」

http://www.jama.or.jp/lib/jamareport/098/index.html


厚生労働省が提示した室内濃度に対する13物質に対する指針値指定に沿って、各関連団体・企業は2007年度発売の新型乗用車から指針値をクリアする自主取組みを推進することとしたのでした。